石頭火鍋

昼:「Bar Magnolia」で薬膳チキンカレーと凍頂烏龍茶。骨付きチキンがごろんと入った、見た目豪快なカレーだけど、味は繊細。欧風の甘みと薬膳の風味、スパイスの爽やかさが絡み合った美味いカレーだった。凍頂烏龍茶のほのかな芳香も後を引く。目の前のカウンターにはラガヴーリン、そして棚に並ぶシングルモルトたちは人を惹きつけるに十分な品揃えだ。


夜:乃木坂の「石頭楼」(スートウロウ)でいつものS氏、M嬢、O氏と石頭火鍋をいただいた。M氏が幹事だったが、仕事のトラブルで参加できず、残念でした。マンションの一室にひっそりとある紹介制鍋屋なので、幹事のM氏なしにたどり着けるか不安だったが、M嬢の地図と近くに漂う胡麻油の匂いで無事嗅ぎ当てられた。石鍋に肉や野菜を入れていく様は、石器料理「いしかわ」に似たものがある。が、薄切りの豚バラ肉をいったん胡麻油で煮て、引き上げてから野菜や海鮮と共に再度煮込むスタイルは独特。まろやかな味に薬味の腐乳がアクセントになる。食後のラーメンは懐かしい味、杏仁豆腐は口の中でとろけるような舌触りと香りに感心した。
終わって近くをぶらぶらしながら星条旗新聞社前の「MILE END BAR」へ入る。通りからバックバーを見かけ、品揃えに惹かれて入ったのだが、頼んだ酒が意外と切れていた(ラガヴーリン…×、スプリングバンク…30年物のみ*1 )。また、厨房から通りに流れ出ているにんにくの臭いはどうにかしてほしかったが、チャージ無しは良心的だし、メニューは一切置かない等、店のお兄さんの気合を感じる店なので、ま、いっか。

*1:これはこれで嬉しくて、頼んでしまったのだけど