野村萬斎の能

Asian Soulのスパイシーなドライカリー

昼は「Asian Soul」」でドライカリー。この店に初めて行ったのは3年ぐらい前だったろうか。必要最小限の調度を置いた店内と禁欲的な若いマスターがよく合っていて、少しかしこまりながらカリーを食べたものだった。この日、久しぶりに訪れてみたら、何もない空間だったところにソファが置かれていた。何か今風のカフェになってしまったようで少々幻滅。カリーは相変わらずスパイスが立っている、切れのいいカリーだった。


14:00-15:30 空中庭園「ポール・クローデルの詩による新作能『内濠十二景あるいは<二重の影>』」
Tさん×2名、K氏と三軒茶屋パブリックシアターで観劇。ゆっくりとした動きの中にときどき急激な場面転換がある。油断してウトウトしていると後悔することになる。西洋の騎士と貴婦人の悲しい恋物語がモチーフになっているが、何より、ヤコブの面の怖ろしさが印象に残った。恐らく、オリジナルの面ではないだろうか。
終わって、パブリックシアターの26階から外を眺める。展望レストランがあるのだが、ランチタイムが16時まででディナータイムは17時から。16時から17時の1時間は利用できないことになっている。休日の昼下がり、これだけの眺望のよいレストランが客を断っているのは驚いた。世田谷区の経営ゆえか。


夜は、Tさん×1、K氏と渋谷109上のタイ料理「チャンパー」。タイ人の店員が今ひとつ慣れてないが、それなりの料理でお腹はいっぱいになった。